パタノール点眼液0.1%とは?
パタノール(patanol)点眼は、抗アレルギー薬になり予防効果を持つアレルギー症状改善点眼薬になります。
パタノールの主成分はオロバタジン塩酸塩で、同じく花粉症対策に用いられるアレロック錠と同一の成分になり内服薬の点眼バージョンという考え方でいいかと思います。
パタノール点眼液は、抗アレルギー薬が配合された目薬で、花粉症によるアレルギー症状(アレルギー性結膜炎)の治療に用いられます。
予防効果だけでなく即効性がある点眼薬となり今発現している眼の痒みなどに対して効果がある点眼薬となり非常によく処方されています。。
パタノール点眼液は、日本アルコン社が製造し協和発酵が販売しています。
パタノールは、第2世代抗ヒスタミン薬に分類されで、ヒスタミンH1受容体拮抗作用、ヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学物質遊離抑制作用の効果があります。
リボスチンも第2世代抗ヒスタミン薬ですが、リボスチンはヒスタミンH1受容体拮抗作用のみがあるとされています。
ヒスタミンH1受容体拮抗作用とは?
すぐに症状を抑制する効果が発現します
化学物質遊離抑制作用
効果が発現するまでに時間がかかりますが、効果出始めると予防となります。

パタノール点眼の副作用
副作用が殆んどないので、
子供に対しても投与可能です。
実際、2歳ぐらいの小児に対して
処方されているのをよく見ます。
パタノール点眼液は、フルメトロンを始めとするステロイド点眼液ほど強力ではありませんが、
副作用の心配がないので、長期間の使用でも安心かつ
しっかりと継続的に点眼する事により予防効果がでます。
体質によっては、パタノール点眼液により、
目にしみる、かゆい、まぶたが腫れる、
充血などの副作用が報告されています。
パタノール点眼と花粉症
パタノール点眼液は、
アレルギー性結膜炎の改善に効果があるので、
花粉症対策にも用いられています。
通常、パタノール点眼液は、
朝、昼、夕、就寝前の1日4回、
1回当たり1、2滴点眼します。
なお、コンタクトレンズ使用者の点眼は、
特に、ソフトコンタクトの場合、十分な効果を得るため、またレンズに成分が吸着されてしまうのを防ぐために点眼時に、コンタクトを外します。
コンタクトを再び装着するには、点眼後10分以上間隔を空けます。
パタノール点眼液の薬価
パタノール点眼液の薬価は下記のようになります。
ちなみに薬価は基本的に2年ごとに改定されますので
最新の薬価はコチラのサイトを参考にして下さい。
パタノール点眼液0.1% | 197.5円/ml |
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*H26年変更薬価(次回はH28年予定)
*次は2016年4月に価格が改定されます。