オノンとは?
オノン(onon)カプセルは
喘息の症状を抑える薬として開発されました。
オノンという薬名は、小野薬品工業という社名に由来しています。
一般名は、プランルカスト水加物であり
世界初のロイコトリエン受容体拮抗薬です。
この医薬品は軽い喘息なら単独でも効果があり、
小児喘息の緩和にも用いられています。
またアレルギー性鼻炎に対しても効果があります。
オノンカプセルの薬価
オノンカプセルの薬価は下記のようになります。
ちなみに薬価は基本的に2年ごとに改定されますので
最新の薬価はコチラのサイトを参考にして下さい。
オノンカプセル112.5mg | 58.8円 |
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*H26年変更薬価(次回はH28年予定)
*2016年4月から価格が改定されます。
ちなみに、オノン ドライシロップ10%が1g当たり77.4円です。
オノン カプセル112.5mgに対応するジェネリック薬として、
プランルカストカプセル112.5mg「日医工」
プランルカストカプセル225mg「日医工」などがが販売されています。

オノンの副作用
オノンは、副作用が比較的少ない薬とされています。
まれに、吐き気、腹痛、胸やけ、下痢などの症状を
訴えるケースが報告されています。
ごくまれに、体質により、重い肝障害、血液障害の症例も
報告されているので、病院などで定期的に検査を受ければ安心です。
花粉症とオノン
オノンの作用機序は、気管支を狭めるなど、
喘息に深く関与するロイコトリエンを強力にブロックし、
喘息の症状を抑制することにあります。
またオノンはアレルギー反応により生成される物質をブロックし、
花粉症にまつわるアレルギー諸症状の緩和する効能があることも、
明らかになりました。
特に、鼻水、鼻づまりなど、
鼻粘膜で起こるアレルギー諸症状の緩和させる効能があり、
花粉症の季節には効果を発揮しますが
花粉の飛散が予想される前から服用し始める事が重要で
症状が出てから飲み初めてもすぐには効果は出ません。
通常、成人は錠剤タイプ、
小児はドライシロップタイプのオノンを服用します。
なお、オノンの用法・用量は、年齢、症状などによって異なるので、
医師の指示に従うことが大切です。