キプレスとは?
キプレスチュアブル錠5mg/キプレス細粒4mg/
キプレス錠5mg/キプレス錠10mg
上記の4種類が存在していますが
添付文書上キプレスチュアブルと細粒は気管支喘息のみ適応で
アレルギー性鼻炎の適応は通っていません。
成分名
モンテルカスト
効能又は効果
用法及び用量 *花粉症はアレルギー性鼻炎の一種
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キプレス(kipres)は、ロイコトリエン拮抗薬であり、
新しいタイプの抗アレルギー薬です。
万有製薬から、キプレスと同効能のシングレアという薬が販売されていますが、
シングレアの成分は、キプレスと同一のものです。
キプレスは、気道の炎症を引き起こし喘息の原因となる
ロイコトリエンの働きを抑制する効果があります。
従来のアレルギー薬と比較しても、
キプレスの喘息発作の改善に対する効果はより強力です。
その上、キプレスは、アレルギー性鼻炎の改善についても、
効果追加されました。

キプレスの副作用
キプレス錠は比較的副作用が少なく
安全に使用できる薬と一般的に言われています。
まれに起こりうる副作用としては
下痢、腹痛、吐き気などが報告されています。
なお重要な副作用として
アナフィラキシー様症状(頻度不明)、血管浮腫(頻度不明)、
劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸(頻度不明)
などがあります。
キプレスと花粉症
キプレスは、喘息の発作を緩和させる薬ですが、
花粉症対策にも用いられます。
キプレスは、従来の抗ヒスタミン薬が
苦手とする鼻づまり解消の効能があり、
花粉症などで鼻づまりを伴うタイプのアレルギー性鼻炎の緩和に
効果を発揮します。
キプレスの用法ですが、
通常、成人はキプレス錠を、
6歳以上の小児はキプレス・チュアブル錠を、
1歳から6歳までの幼児はキプレス細粒を服用します。
キプレスは、持続性のある薬なので、
就寝前の1日1回の服用で十分なので、
付き合いやすい薬と言えます。
キプレス錠の薬価とは?
キプレスの薬価は下記のようになります。
ちなみに薬価は基本的に2年ごとに改定されますので
最新の薬価はコチラのサイトを参考にして下さい。
キプレス錠5mg | 166.2円 |
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キプレス錠10mg | 222円 |
*H26年度変更薬価(次回はH28年度予定)
キプレスと併用注意、禁忌の薬は?
キプレスと併用注意、禁忌は下記になります。
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
併用注意
フェノバルビタール:キプレスの作用減弱の可能性あり