クラリチン錠とは?
*画像はクラリチンレディタブ錠となります。
クラリチン(clarityne)錠は、抗アレルギー薬として開発されました。
一般名は、ロラタジンになります。
クラリチン錠は、アレルギーの諸症状を緩和させる効果があり花粉症(アレルギー性鼻炎)の症状緩和に用いられます。
また花粉症以外でも蕁麻疹や皮膚炎等にも使用されます。
クラリチン錠(シュリングプラウ)に対応するジェネリック薬として、ロラタジンが現在では発売されています。
また市販薬としてクラリチンEXが2017年から発売となっています。眠くならない・1日1回の服用で済む花粉症薬として、かなり売れているようです。
クラリチン錠10mgの薬価
クラリチン錠の薬価は下記のようになります。
ちなみに薬価は基本的に2年ごとに改定されますので
最新の薬価はコチラのサイトを参考にして下さい。
クラリチン錠10mg | 86.7円 |
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クラリチン レディタブ錠 | 86.7円 |
クラリチンドライシロップ1% | 182.8円(/g) |
*H28年変更薬価(次回はH30年予定)
*2016年4月から価格が改定されます。
*レディタブ錠とは口中崩壊錠で水なしで服用可能なものです。
クラリチン錠の副作用
生命にかかわるほどの深刻な副作用は、特に報告されていません。
クラリチン錠は、第2世代抗ヒスタミン薬であり、眠気、口内の渇きなどの副作用が、比較的少ない薬とされています。
しかしながら眠気は出る可能性が最も高い副作用になります。
眠気が出ない場合でも集中力が下がる可能性がある事から運転等は注意が必要になります。
添付文書、説明文書では車の運転、危険作業等にも問題ないとなっていますが、眠気・集中力低下は起こる可能性はあります。
ただし、腎臓・肝臓に異常があったり、てんかん症状があったりする場合や、高齢者は、注意が必要となります。
日本では、クラリチン錠に対しては、医師の処方が必要とされている医薬品になっています。
2017年より市販薬(要指導医薬品)としてクラリチンEX錠が発売開始となりました。医療用のクラリチン錠10mgと同じ成分となっています。
花粉症とクラリチン錠
クラリチン錠は、ヒスタミンH1拮抗薬として、アレルギー発症に関与するヒスタミンの受容体をブロックするので、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚のかゆみなど、諸症状の改善に効果的です。
クラリチン錠の効果が表れるまでには数日かかる場合もあり、花粉症の予防の為にも、花粉が飛散する前に服用を開始することが重要です。
しかしならが服用してすぐに効果を実感できる場合が多く、花粉症の症状が出始めてから服用を開始しても鼻水鼻づまり症状を押さえる事は可能となります。
クラリチン錠は、持続性があるので、1日に1回の服用で効果があります。
なお、レディタブ錠(口腔内速溶錠)の場合は、水なしで服用でき、舌の上で瞬間的に溶け出してきますが、必ず全部飲み込むことが大事です。水などの飲み物と一緒に服用しても問題ありません。
また、ドライシロップタイプの場合は、服用時に適量の水に溶かしてから服用してもいいですしそのまま服用して水などで飲んでもかまいません。