インタール点鼻薬2%のすべて
特徴
アラミスト点鼻液2%は花粉症などのアレルギー性鼻炎に対して処方される処方薬(点鼻薬)になり、乳幼児にも処方が可能な点鼻薬となります。
これは小児、乳幼児に対して添付文書上で特に注意書きの類がない事からかと思われます。他の点鼻薬では、たとえばトークなどの血管収縮剤では2歳未満の乳幼児使用は禁忌となっています(全身症状の副作用が出やすい為)。
アレルギー性鼻炎とは?
何らかしらの原因(抗原:スギ花粉、ハウスダスト等)が体内に入り、くしゃみ・鼻水・鼻づまり等の症状が発現する鼻炎の事を言います。
2009年から発売が開始され、フルナーゼと同じ分類とされる点鼻薬となります。フルナーゼ点鼻薬の効果持続時間を長くした点鼻液と思っていただけるとわかりやすいかと思います。
効果効能
アラミスト点鼻液27.5μgの効果効能
アレルギー性鼻炎

使用方法
使用方法については薬局で薬と一緒に説明書が渡れているかと思います。その説明書通りに噴霧を行って下さい。
ポイントは下記の通りです。
アラミスト点鼻液 使用方法のポイント
・使用前に上下によく振る事
・初回使用時のみ空打ち(空噴霧)を行う
・1日1回 各鼻腔2噴霧
効果発現までの期間
即効性があり噴霧当日から効果を実感できる事が多く、フルナーゼ点鼻液より効果発現が早いと言われています。
効果についてはフルナーゼ点鼻薬と鼻水抑制効果では同等、くしゃみ抑制効果では高いと言われています。
またフルナーゼ点鼻液(フルチカゾンプロピオン酸エルテル)よりも効果が持続するので1日1回タイプになります(フルナーゼは1日2回)。
*毎日使用する事で継続して効果を実感できます。
副作用
0.3%未満程度で鼻出血などの鼻症状の副作用が発現する可能性があります。他には白血球減少などの副作用がごくまれに起こる可能性があります。
妊婦・授乳婦
妊婦さん・授乳婦さんへの使用は他の一般的な薬と同様に治療上の有益性が危険性を上回ると判させる場合にのみと事になっています。
薬価
3割負担の方で600円近く(医薬品代のみ)なる点鼻薬となります。
参考までにフルナーゼ点鼻液2週間分では薬価は1617.7円となり、比較すると300円以上高くなります。
規格 | 薬価 |
---|---|
アラミスト点鼻液 | 1995.2円 |
*H24年4月変更薬価(次回はH26年4月予定)
ジェネリック医薬品
アラミスト点鼻薬のジェネリック医薬品はまだ発売されていなく(H26.1現在)、先発品のみとなっています。2009年発売の新しい点鼻薬となるのでしばらく発売されない予定です。
インタール点鼻液詳細
成分名 | フルチカゾンフランカルボン酸エステル |
---|---|
剤形・規格 | 液体・56噴霧 |
効果効能・用法・用量 |
アレルギー性鼻炎
・1日1回 各鼻腔2噴霧 |
警告 | 特になし |
禁忌 | 有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症の患者 |
原則禁忌 | 特になし |